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私の大好きな言葉は、大好きなフィンランドのアーキテクト、アアルトの言葉。
「この世の中でもっとも優れた規格化委員会は自然界である」 この言葉に出会った時、ずっと私の心の中で考えていたもやもやが一気に吹き飛んだのを覚えています。 「規格化は個人的な嗜好に対する産業の暴力である」 私の想いをズバリ言い当ててくれて、スカッとしました。 もちろん優れた規格品もたくさんあるし、現代的なデザインも大好き。その中でもいいなって思うのは、やっぱり自然と調和できる存在だと思うんです。鉄やガラスの工業製品でもすっと馴染んでくるものがいいんです。 人間が想像するものも素晴らしいけれど、自然が持つパワーと美しさは人が超越できないもの。 自然の圧倒的な存在感は次元が違うなぁって、日々感じています。 個人的なことですが、先日30歳になりました。自分がもうそんな歳だなんて、冷静になって考えてみると未だに信じがたい事実なんですけど。笑。なっちゃったものは仕方ない。 で、私は30歳になった記念に何か自分に贈り物をしたいなぁと考えて、アンティークの家具なんていいなぁ…といろいろと物色していました。 結局、買ったのはこの手作りのステンドガラスの吊り下げランプ。 1年前に偶然出会った作家さんのランプ。ずっと欲しくて、願い続けていたら、今年またもや偶然にもたくさんの作品と再会することができました。 全てが手作りの、天井から吊り下げられた色とりどりのランプたち。微妙な光のグラデーション、全てが美しくて、その場に立ちつくしては感嘆の声をあげて、ぐるぐる歩きまわっては、ガラスを光にかざして、その美しさにまたため息。 散々迷った挙句、一つだけライトが入れられてなかったこの子をチョイス。 光を入れてもらうと、想像以上の暖かい光がガラスを通して輝きました。 「決めた!」 今の私のお給料ではえいいいやぁぁぁぁーーーっとスカイツリーあたりからの特大ダイブを試みないといけない買い物でしたけど(大袈裟)、家具を諦めてこのライトをサーティー記念として買うことにしました。 手作りならではの不揃いな光。今は寝室にぶら下げています。天井に色が反射してものすごく美しい。自然光にあててもきれいな光が出るので、窓辺に引越しさせてあげたい。 規格品が氾濫している現代にあって、でも昔のように自分でモノを創る技術もなくなってしまって、自分の想いに真面目に生きようとしたら、少々暮らしにくさを感じてしまう社会。そんなところでも、時々こんな素敵な出会いがあるから、余計に嬉しく感じられてしまう。 いつのころからか、「反規格化」と「自然」は私の中でのキーワード。 アアルトの言葉と一緒に、そのシンボルとしてこのライトを大切にしていけたら。
by awatanoriko
| 2011-03-25 18:11
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